【映】タンポポ

星5つ
伊丹十三監督作品

料理を通じた短編と長編を組み合わせたストーリー。

おそらく村上龍の「料理小説推理集」はこの映画の設定をぱくっていると思う。
たんぽぽも村上龍も、「料理」を媒介に人間の面白さ、本能だったりを際立たせて描いている。とりわけ、牡蠣が出てくる点は実際に料理小説推理集にあった気がするし。
ただ、内容を考えれば、これが映画の限界なのかもという気もする。約2時間という映画の限界、映像では伝えづらい登場人物の内面描写など。正直同じ内容なら、本を選ぶかも。
もちろん、映像だからこその生々しさを伝えられている場面も多々あるので、一概には言えないけれど。正直、話の中心がラーメンだったから、生々しさが薄れた気もする。(ラーメン大好きだけれどー)

村上龍、芥川とかが好きな人には良いと思う!

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