【本】国際政治 恐怖と希望(高坂 正尭)

星5つ

ずっと読みたかった一冊。

・社民、共産の言うとおり、軍隊を廃止したら戦争はなくなるの?
・相互の経済依存が高まれば、戦争がなくなるの?
・世界政府は実現しえ、たとえば国連、により世界平和が達成できるの?

といった疑問に、「NO」と答える本。

むかし、ある世界史の教師が、
「ルールのある上での戦争は、認めてもよい。」
ということを言っていた。
もちろん、そんなルールが守られる戦争なんてあり得ないとは、その先生も思っていたはず。
それ以来、戦争という手段の是非について、ニュースをみたりする度考えてきた。
この本を読んだ一応の結論では、やはりそうした限定的な戦争をする事は不可能である。だから、戦争には反対。しかしながら、それは軍事力の廃止とは別の議論である。
という感じかな―

外交における、自分の軸を作れる良書。だと思います

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