【本】高野聖

 星4つ
日本史で習ってから、ずっと読みたかった一冊。
家庭教師帰りの電車で読み始めたら、止まらなくて一気に読み切った。

江戸時代の修行僧が飛騨越の際に、十里に一軒ほどしかないような寂しい峠道で立ち寄った一軒での物語。そこには、白痴の坊と小太りの女が住んでいた。
僧が泊ったその晩に、魑魅魍魎が家を囲んだ。

文章の途中でオチは見えているのに、読むのが止まらないのはなぜか。
寂しい峠道を歩くという表現にしても、山蛭だったり蝮だったりを巧みな言葉で登場させる。
一方で、漢語を使って、シンプルかつ凝縮された表現も。

こんな文章がかけたらなーーーー

コメント

人気の投稿