問題

2016年7月安倍政権は、参議院選挙で圧倒的な支持を受け、参議院では自民党が三分の二以上となりました。安倍首相は、憲法改正に取り組もうとしています。
一方、中国では、景気減速が深刻化。元の切り下げが行われています。
アメリカでは、大統領選挙にむけて、共和党はトランプ(副大統領候補にルビオ)が選出され、中国の南シナ海での行為を強く批判しています。民主党は、ヒラリーがぎりぎりで選出され、民主党内を改めてまとめようとしています。
こうした状況の中、2016年7月23日早朝。海自のP3-Cは、ジブチからの帰還の途中にフィリピンのパラワン諸島にストップオーバーし、米・フィリピ ンとの南シナ海の中国の人工島付近での共同訓練に参加していました。訓練の途中、中国のJ-11D戦闘機が海自のP3-Cに急接近、P3-Cは急激な方向 転換から操作不能に陥り、墜落してしまいました(乗員11人は全員死亡)。
すぐさま本件について、中国外務省及び習近平総書記は、中国の領空を侵害したこと、こうした日本の軍事的な姿勢・挑発を批難するとともに、日本政府に謝罪 を求め、これ以上南シナ海に自衛隊を送らないよう求め、かつ尖閣諸島に領有権に係る争いがあることを認めることを求めています。さらに、中国は、寧波から 人民解放軍の小艦隊を尖閣諸島に向けて派遣しました。また、町中では日本を非難する民衆デモが始まっています。
一方の日本は、海自・空自を尖閣に派遣、陸自水陸機動部隊に出動準備をさせるとともに、外務省から、日本のP3-Cは中国の人工島から12海里内は飛行し ていないことを主張、中国軍による意図的操作によるものであることを批難し謝罪を要求、南シナ海での警備を強めることを主張、尖閣への進出を批難しまし た。日本国民は、ナショナリステックに反応する者と、戦争の恐怖を感じる者に分かれています。
安倍首相は、オバマ大統領に電話をし、日米安保条約を履行すること、米国太平洋軍を日本へ向かわせること、尖閣及び南シナ海に米軍を派遣すること、国連安保理事会を開催し、中国を批難する決議を共に提案することを求めています。
CIA等からの情報によれば、日本が中国の人工島から12海里内を飛んでいたかは定かではありませんが、P3-Cへの異常接近は意図的に行われた模様です。また、CIAは、中国は米国と日本の離間を狙っている可能性があると大統領に報告しています。
さらに、在東京アメリカ大使館からは、日本政府高官が、アメリカが安倍首相の要求を受け入れなければ、安倍首相からの要求をリークするという情報が入りました。

【問題】この時、アメリカはどのような政策を取るべきでしょうか。

これは、スタンフォードで現在私が履修している授業で出された宿題です。

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