コーカス(党員集会)でのボランティア

先週、ヒラリーのコーカス(党員集会)のボランティアに行ってきました。
今回のコーカスでは、全国民主党大会に参加する代議員を決めるためのものです。6月にカリフォルニアでも、民主党の候補者選挙が行われ、その選挙の得票割合におうじてヒラリーとサンダースの代議員が割り振られますが、その代議員を事前に選ぶものです。
一見、非常にまどろっこしい仕組みですが、全国的に国民を政治に巻き込むには良い仕組みだと思います。
*運営
3人で運営しており、2人の民主党関係者と友人(大学院生)が運営者でしたが、運営側も当日に段ボールの投票箱を作ったり、Tシャツに短パンで運営したり と選挙としては考えられない"緩さ"でした。代議員の役割は、特にないので、その重要性の薄さからかもしれません。正直、高校の生徒会選挙以下の緩さです w 結果発表は、写真の通り模造紙に手書きです。

*立候補者
投票に先立ち、1人30秒の演説ができます。
9人の枠に79人が立候補したということに驚きでしたが、結局、演説にやってきたのは半分くらいという適当さにも驚きました。(とりあえず立候補しておく的な人がいるらしい。)
やる気のある人は、演説に先立ち、会場の外でテーブルを広げて、名刺を配ったりと熱心に選挙活動をしています。
立候補者の多くは女性の熱心なヒラリー支持者でした。あとは、スタンフォード大の教授、ロースクールの学生やイェールの学生もいました。
*演説
代議員の仕事は、単に全国大会に行ってヒラリーに投票するだけなので、誰でもいいと思うのですが、立候補者はいかに私がヒラリーを熱心に支持しているかを訴えていました。30秒以内なのですが、オーバーしても無理に止められません。
*投票者
アメリカでは投票に先立ち、支持政党を登録します。今回は、ヒラリーの代議員選挙なので、投票に来るのは民主党支持者のうちヒラリー支持者だけです。白人の高齢者がたくさん来ており、その他はインド系が少しいたかなという感じで、アジア系はわずかでした。
*その他
大統領制が優れた制度かということではありませんが、アメリカ人が政治を少しでも身近に感じれることはうらやましく思いました。この地域に、ヒラリーだけ でも、たくさんのボランティアグループがありますし、今回の投票所の外ではクッキーやコーヒーが配られており、お祭りムードでした。こうした雰囲気の中 で、国についての問題意識や国の現状を議論・共有出来ることは全く持ってうらやましいです。日本(特に地方)では、こうした機会が圧倒的に不足していると 思いますし、必要な改革について十分な理解が生まれない1つの要因だと思います。



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