ホリエモン

ホリエモンが大前研一の「敗戦記」とほぼほぼ同じこと言ってる
大前研一は、東京都知事選挙に出馬して大敗。その中のエピソードで心にずっと残っているのが、街頭演説のエピソード。
大前研一は、当初、街頭演説の前後に、近所に五月蝿くてご迷惑をおかけしましたと挨拶に回るなんてことは一ミリも頭になかった。だって街頭演説って候補者の権利だし。
でも、大前研一が受け入れられるためには当然必要だった。そういうのが、本当のコミュニケーションだったと気づいたらしい。

以下ホリエモンの文章を備忘録的にメモ。
「ひとつだけ変わったところを挙げるなら、コミュニケーションに対する考え方だろう。
 かつての僕は、世の中にはびこる不合理なものを嫌う、徹底した合理主義者だった。そして物事をマクロ的に考え、「システム」を変えれば国が変わると思ってきた。起業も、株式分割も、さまざまな企業買収も、あるいは衆院選出馬も、すべてはこの国の「システム」を変えたかったからだ。(中略)
 言葉で説明するよりも、目に見える結果を残すこと。余計な御託は抜きにして、数値化可能な事実を指し示すこと。あいまいな感情の言葉より、端的な論理の言葉で語ること。それこそが、あるべきコミュニケーションの形だと信じ切っていた。
 しかし、理詰めの言葉だけでは納得してもらえないし、あらぬ誤解を生んでしまう。ときには誰かを傷つけることだってある。僕の考えを理解してもらうためには、まず「堀江貴文という人間」を理解し、受け入れてもらわなければならない。言葉を尽くして丁寧に説明しなければならない。
 逮捕される以前の僕は、そのあたりの認識が完全に抜け落ちていた。
 メディアを通じて多くの誤解を生んできたし、それを「誤解するほうが悪い」とばかりに放置してきた。数字を残し、結果を出しさえすれば理解してもらえると思っていたのだ。これは最大の反省点である。」

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