【旅】あいりん地区に行って来た。

大阪西成区釜ヶ崎に行って来た。

ここは、日本有数のドヤ街で、東京で行ったら山谷、横浜寿町、名古屋笹島みたいな日雇い労働者の街。

かつて大阪万博のために西日本各地からあつまった建築労働者が作った街。

今はバブル崩壊とともに、「使い捨て」にされた高齢者労働者が集まる街。

だから、今はなくなったと思ってた「暴動」だって最近では、2008年に起きてる。

大阪では有名な治安が悪い所。

今では、夜逃げして逃げて来たり、失業して流れ込む人がいたりと、「スラム街」化していた。

こんなところ日本にあったのか!って感じ。

結核の感染率もやばい。

こんな張り紙とかあるし。ブラック・破産者の誰か電話してみてくれww

ここには、結核予防NPOの研修で行った訳だけど、結核以外で学べた事がたくさんあった。

そんで。

こっから先は、大阪府民に読んでほしい!!!!!!!!!

◆日雇い労働者の現状

 今、あいりん地区に住む人々は高齢化しており、ほとんどが生活保護受給者らしい。

生活保護をもらってない人は、仕事の斡旋が朝5時に始まるのでそれに行く。

でも最近は不況なので、本当に仕事がないらしい。

実際5時にいったけど、閑散として、その中で共産党のメーデーを呼びかける声が響いてた。

それか、週1回くらい、特掃という清掃活動(府の公共事業)をやって4500円をもらう。

ただ、働けなくてもあいりん地区のハローワークに行けば、3000円もらえる仕組み。

おいおい厚労省。

そんで夜はシェルターとよばれるプレハブに。そんで朝5時においだされる。

炊き出しは結構頻繁に行われている。

NPOの支援も手厚いので衣食住は整っていて、なんとか暮らせている。

*NPOの支援が厚すぎて、自立を妨げているとも。(クラウディングアウト効果)

◆生活保護

 現在の大阪市の財政支出の20%生活保護費

派遣村報道の影響で、生活保護を60歳未満にも支給するようになってから激増したとのこと。

そんで路上ではヤクザの見張りのもと、ばくちが公然と行われているわけだけど、それも生活保護費をつかっている訳。

一方で、模範的福祉ビジネスも。

生活保護の人のための自立を支援するアパートで、地域の清掃活動も積極的に行っている。

知的障害や精神障害をかかえる人も多くいて、運営は大変そう。

でも補助金ゼロ。

本当に大変らしい。

◆あいりん地区での子育て

そんなあいりん地区には保育園と小学校がある!

この保育園と小学校で一番大変なのは「子供を通わせてもらうこと。」

小さい子供がいた方が、「施し」がもらえるので学校へ通わせない親。インドか!

夜逃げして来たので、学校へ通わせたら身元がバレると思い通わせない親。

親が両方とも精神障害を抱えているので、学校へ通わせていない。

こんなケースがたくさんあるらしい。

◆結核予防

ほんとにNPOの人は献身的。

自分が結核にかかるリスクもあるのに活動している。

「対処療法」ではなく「予防」であることが大切。

結核は感染率が高いので、検診カードをつくり、そこの検診印がないと、宿泊シェルターのような密集施設への立ち入りを制限したりしている。

対処療法も徹底していて、障害を持った人が多いから、薬は目の前でちゃんと飲んで確認する。

こんなに頑張ってる人がいて、自分も何ができればと思って、

まずは知ってほしいので、この記事を書きました。

読んでくれてどうもありがとうございました!

最後にあいりん地区には、旅行感覚で絶対いかない方がいいと思う。

普通に浮くだけじゃなくて、観光気分できやがってという目をされます。

だから写真なんてもってのほか。

自分らはNPOの研修って分かるようにして行ったのでした。

最後の最後に、この地区は以上に物価が安い!!!!!

つか5円玉はいらないよw

コメント

  1. BOPビジネスが大阪で!?

    ホントにインドみたいですね。

    大阪には中学の修学旅行以来いってなく
    あまり知らないので衝撃でした。

    日本のNPOって献身的なとこと
    そうでないとこの差が激しいですよね。

    またいろいろ聞かせて下さい。

    タジ

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