【本】村上龍映画小説集

星３つ
寮で拾いもの。

　料理小説集と同じノリで書かれた短編集。それぞれの作品は同じバックグラウンドを基に書かれていて、主人公とその友人が一人ずつストーリー化されてる。

　いつも村上龍の作品をエログロと単純に表現しているけれど、村上龍には、何か’価値観のパラダイム’を再認識させてくれる魅力があると改めて思った。
　この’なんか～’という表現自体、自分は大嫌いだけれども、今の時点では’何か価値観のパラダイム’という表現しか出来ないので、興味あれば、勝手に読んで下さい。自分の力量では伝えられません。読んで期待にそぐわなくても、自己責任で。

　勝手な感想としては、「人は用事に生きる人間と用事のない人間がいる。」というフレーズが、当分頭からはなれなそう。

　ちなみに映画評論ではないので注意。ただ、映画に詳しい人が読めば、普通の人よりは楽しいかも。