長崎県五島市でワーケーション

新型コロナウイルスによる「ステイホーム」により、多くの人がテレワークを行った経験から、現在、ワーケーション(旅行先で仕事をすること)やブレジャー(出張の前後で観光すること)など働き方と休み方が融合した「新しい旅行スタイル」に関心が高まっています。 こうした旅行需要を取り込もうと、特に長野県や和歌山県で取り組みが始まっています。例えば、長野県信濃町では、遊休施設をコワーキングプレイス(名称:ノマドワークセンター)として活用し、旅行者が仕事を集中して・快適に行える場所を整備しました。こちらでは、企業の研修なども行われるそうです。 長崎県五島市では、将来的な移住を見据えたワーケーションを促進しています。五島市では、コワーキングスペースなどの仕事環境の整備だけでなく、子供連れ対応として、地域の保育園の枠を確保したり、見守りサービスを提供したり、小学生向けアウトドアスクールを開講するなどして、仕事と子育ての両立ができるよう支援しています。 その結果、コロナで中止にはなりましたが、本年1月だけでも、ワーケーションでの宿泊は、少なくとも計1,014泊と算出されます。五島市を訪れる通常の観光客の平均泊数は1.53泊であるところ、ワーケーション客は平均6.3泊が予定され、長期滞在による観光消費拡大に寄与する可能性が高いことが明らかになっています。

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