駅の空きスペース


地方都市の駅ビルは、郊外の大規模ショッピングセンターとの競争環境にあり、商業的には厳しい戦いを強いられています。一方で、その交通ハブとしての役割から、商業的役割以外に、優位性があります。

福井県鯖江市では、駅前に賑わいをもたらすことを目的に、長らく使われていなかったJR鯖江駅の2階を、自習スペースもある図書館として活用しています。現在、鯖江駅を使う中高生だけでなく、幅広い市民が図書館、カフェ、ライブハウスとして利用しています。駅ビルとしては、空きスペースを少ない費用で活用しつつ、駅ビル内の賑わいとテナントの売り上げ向上に結び付けられる一方で、学生は、便利な場所に自習スペースを確保することができます。

西鉄久留米駅ビルにも学生駅なかスペースがオープンしましたが、若者が集まる駅前になることを期待しています。

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